佐賀唐津の「黒イチジク(ビオレソリエス)」

 

秋風の中、濃厚な甘さのイチジクを味わう至福

 

*黒イチジク(ビオレソリエス)の収穫時期:9月中旬から11月初旬頃まで
6月の初夏に「青イチジク」をご紹介させていただきましたが、全国的にも秋に旬を迎えるイチジク。vegeLaboではまだまだこの「黒イチジク(ビオレソリエス)」が世に出回る前からこのイチジクの美味しさと難しい栽培を生産者さんのご苦労をずっと一緒に見てきたので皆さんにご紹介できるのがとても嬉しいです。ここ2〜3年でお届けしたお客様からの評価がとても高く、いろいろなメデイアでも多数取り上げていただき本当に感謝しております。おかげさまで今では入手が困難でなかなかお買い求めいただくことができないとのお声もいただくようになりました。本当にありがたいことです。

 

 

イチジクの品種〜「黒いダイアモンド」と言われるビオレソリエス〜

 

 

品種について:

日本のイチジクの品種は「桝井ドーフィン(ますいドーフィン)」「蓬莱柿(ほうらいし)」「とよみつひめ」など全国に産地が広がっています。海外原種としては「キング」「コナドリア」(アメリカ)などがあります。今回ご紹介する「黒イチジク(ビオレソリエス)」は新潟、佐賀などに限られています。栽培の管理が難しく安定した品質を保つのが難しいと言われているからなのでしょうか。vegeLaboでご紹介するのは長年お付き合いのある佐賀県の生産者さんのイチジクです。果皮が黒に近い濃い紫になり、1玉1玉に手間をかけて大事に育て高級果実として取り扱われるためにいつ頃からか「黒いダイアモンド」と呼ばれるようになりました。また広く出回らないため「幻のイチジク」とも呼ばれるようになりました。

 

 

 

蜜が溢れ出る極上の甘さを楽しんでください

 


収穫のタイミングは果皮が濃い紫になり、指で触って柔らかくなり始めた頃です。毎日生産者さんは圃場を回り1個1個食べごろになるものを丁寧に収穫していきます。天候に左右されやすいため雨の日は収穫をしません。秋の日差しをたっぷりと受け美味しくなるまでじっくりと待ちます。

 

 

 

長期保存用にセミドライやドライにしてみませんか。

 

左がセミドライにした状態(おまんじゅうのようですね)、右がカリカリに乾燥させたドライの状態。

乾燥始めて間もない状態、とても鮮やかな果肉の色です

 

秋には栗と並んでイチジクはスイーツの定番としてタルトやケーキにトッピングされ沢山の方の舌を楽しませる時期になります。

お客様からよく聞きする保管方法や食べ方ですがそのまま生で召し上がっていただくとねっとりとした濃厚な甘さととろけるような食感を味わっていただけるのですが冷蔵庫での長期保存に向かないため、冷凍庫で保管することも可能ですが冷凍保管の場合品質や味に劣化が生じますのでコンポートやジャムにされることをオススメします。

僕はジャム状にしてヨーグルトやお肉(特に鴨肉と相性がいいですよ)のソース、フルーツサラダのドレッシングに使っています。また、オーブンなどで加熱すると濃厚な甘さが強力になり舌が痛くなるほど(笑)の甘い加工品として保存することもできます。地元ではジャムやドライフルーツとして店頭に並ぶことも多くなりました。

 

 

 

彼岸花が咲く頃に緑から濃い紫に完熟していきます

 


今の時期、イチジクの大木の下木漏れ日のなか彼岸花がたくさん咲いています。山の斜面を利用している圃場なので自生して鮮やかに彼岸花が咲きほこります。イチジクの葉に爽やかな秋風が吹いていきます。この景色が好きで訪れた時は畑の中に何時間も過ごしたくなるんです。イチジクも大きさがほぼ決まり後は果皮が濃い紫になり完熟していくのです。

 

 

 

イチジクの畑には秋風が心地よく吹いています。

 

福岡から電車で約1時間の唐津市浜玉町、海岸の温暖気候と日照の多い斜面が多く「みかん」の産地としても有名です。しかし、浜玉の果実の魅力はそれだけじゃないんですよ何と「りんご」!!!も収穫できるんです。その他にも「いちご・ぶどう・なし・もも・すもも」などなどこれからの季節は果物大国になるんです。観光農園も数カ所ありますから是非、果物狩にお出かけされてはいかがでしょうか?多分、この時期は僕もうろうろしてますから(笑)お会いするかもしれませんね。

 

 

 

イチジクの栽培名人は頑固なまでに自分の信念を貫く

 

今や唐津の名物ジジイ(富田さん、ごめん 笑)となった富田さん。以前はミカン農家として代々圃場を守ってきましたが昔に比べ「ミカン」の相場の暴落でこのままではダメだということで新しい品種を探していたところタイミングよく苗木を発見して20年近くかけて栽培に成功(これは本当に壮絶な話になるのですが)しかし、栽培当初は実がならない、なっても美味しくない、、、、試行錯誤の連続でした。ある日、伐採するために木を切ろうと土中を掘り始めた時に「根」の張りがポイントだと気づいたのです。 そこからイチジクの木の根をことごとくスコップで切りまくり、弱い木は抜き、中心となるものだけを選別して木を増やして行ったのです。当然その期間は収入もなく近所からは「変人扱い」。でも、富田さんは自分を信じて3年、5年と時間をかけてきたのです。今ではイチジク以外にも「仏手柑」「げんこう」「トピナンプール」と他の生産者さんとは違う作物の栽培に成功してきたのです。人生をかけたイチジクの栽培、息子さんご夫婦の後継者もできこれから「富田さんのイチジク」は今年も多くの方の笑顔を見せることになりそうです。

今回も最後までお読みいただいてありがとうございました。

 

 

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