父ちゃんと母ちゃんのお気楽cooking その2

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父ちゃんと母ちゃんのお気楽cooking その2

今回はお料理大好きな最強母ちゃん「紺」さん登場です。ご自身でIT系の会社を経営し、バリバリに仕事も家事もこなすスーパー母ちゃん。そんな忙しい紺さんだから家族のためにも美味しい料理を作ろう!と日々キッチンに立つ、愛情あふれる母ちゃんです。お料理も簡単で見栄えよく「チャチャッと」作る姿は本物のスーパー母ちゃんそのもの。ちなみにご主人もお料理好きだそうで、休みの日にはご夫婦で台所に立つこともあるそうです。幸せなご主人ですね〜。ぜひ、紺母ちゃんの愛情あふれる簡単料理をご参考にされてくださいね。

野菜ソムリエになってはや10年以上、野菜のコーデと提案販売をしているのでinstagramにも何十枚も撮影してはベストショットを投稿し、フォロワーの方からは「綺麗な写真ですね」と嬉しいお言葉をいただいたり、仕事仲間からはさぞや「美味しい野菜に囲まれる生活が羨ましい!きっと美味しい料理食べてるんやろ?」と言われますが、、、。お恥ずかしながら。作る料理は「切る、焼く、煮る(時々蒸す)」でオリーブオイルをかければ何とかなるさ〜精神でやっております。珍しい野菜や美味しい食材をいただいたときはレシピを参考にしたり、自分の頭の中では「これとこれと組み合わせてこんな料理にしよう」と思いつつ大体が途中から違う料理になってしまいます。(泣) それでも美味しい野菜に囲まれているのだからと父ちゃんならではのお料理をしています。
中高年の父ちゃんのために(単身赴任中のお父さんのために、一人暮らしの学生さんのために)、手抜き料理で(笑)済ませようという奥様方のために立ち上がりました。(オーバーですが、、、。)そんなこんなで月一くらいのペースで「父ちゃんと母ちゃんのお気楽cooking」なるものを連載しようと思っております。どうか「なが〜〜い、暖かな目で」ご覧いただき、レシピや材料をアレンジしていただきお料理の参考(になればいいなあ、、、。)にして下さい。はい、もちろん厳しいツッコミやアドバイスも大歓迎です。中高年の手習いとして「料理教室」今年は通う事も決めました。

「野菜ビーツのコンソメスープ」

忙しい朝食に、作り置きもできる。「寒い日」には暖かスープ、「暑い日」には冷たいスープで。

 

使った野菜と調味料:ビーツ(紅白) 1個、ビーツ(黄色) 1個、サボイキャベツ 2枚、ウインナーソーセージ6本、固形コンソメ 1個, 水2カップ、サラダ油適量、岩塩、黒胡椒適量、根パセリ(みじん切り) 適量

<簡単お料理法>
1. 各ビーツは下茹でして皮を剥いておく。
2. ウインナーは0.5mm輪切りに切る。
3. 野菜、ウインナーを軽く炒めてから、水ブイヨン、入れて火にかける。
4. 20〜30分煮て野菜が柔らかくなっていれば完成。

<紺母ちゃんのお料理のポイントと感想>
ビーツは、(紅白)と(黄色)と珍しく、見た目はかぶに似ています。細かく切ってサラダなどにして生で食べる方法もありますが、一般的には火を通してから食べるのが主流みたいです。一般の家庭ではそれほど頻繁に使用される野菜ではありませんが、調べてみるとロシア料理のひとつであるボルシチには欠かせない野菜だそうです。ボルシチからコンソメスープを思い立ち、野菜、ウインナーはなるべく大きさを揃えて食べやすいように切り、ゆっくりお野菜の力が集まるように煮立てていきました。スープの見た目は素朴な感じですが、口に運ぶと中味から後味を追いかけるビーツのほのかな甘い旨味が感じられました。野菜からほんのり溢れ出たお出汁は胃にやさしくいきわたり、目覚めの朝にはぴったりな気がします。

<紺母ちゃんから皆さんへのメッセージ>
材料は、玉ねぎ、大根、人参など冷蔵庫にある野菜でさっと作れます。忙しい朝には、野菜を切ってスープに煮立てる簡単な料理ですが、穏やかな気持ちになれます。

 

「トマトリゾット」

帰りの遅い父ちゃん(怒を抑えての 笑)のご飯や受験生のお子さんへの愛の夜食にどうぞ。

使った野菜と調味料:ビーツスープ、イタリアンパセリ、トマト缶(カット)1缶、ご飯1合、スライスチーズ
パルメザンチーズ、岩塩、黒胡椒適量

<簡単お料理法>
1. 余ったビーツスープの中に、解凍した冷凍ごはんを入れひと煮立ちさせる。
2. ひと煮立ちしたら、スライスチーズを細かくちぎって入れ、粉チーズもいれる。
3. 次に、トマト缶(カット)を加える。この時、水分が多すぎならぐつぐつさせて水分を飛ばすと良いです。
4. 最後に黒胡椒をふりかけて、ビーツの野菜を潰さないように全体に混ぜわたるようにやさしく混ぜます。
5. お皿に盛りつけ、パセリを飾れば出来上がりです。

<紺母ちゃんのお料理のポイントと感想>

ビーツスープが余ってしまったので、お鍋の「シメ」のように何かできないかなと思い、トマトリゾットを作りました。残り物ご飯と思わせないように、見た目の仕上げには香ばしいチーズとイタリアンパセリで色鮮やかに。ご飯にチーズのとろみとトマトソースが絡み合い、フワ〜っと口の中で広がる食感は幸せな気持ちになりました。旦那さん曰く、トマトの香りとビーツスープのコクがすぅっっと入っていく感じで、ドンドンと胃袋に入ってきたそうです。時間を置いたスープのコクは味わい深いですね。

<紺母ちゃんから皆さんへのメッセージ>
トマトがなかったら、牛乳でも代用可能です。あっさりしたリゾットで黒胡椒を多めにふりかけると良いですよ。

 

「紅くるり大根の炊き込みご飯」

色が綺麗なご飯!お祝い事やお客様へのおもてなしの一品に大変身!ただの「大根飯」とは違うのですよ。

使った野菜と調味料:白米2合、紅くるり大根150g、蒸し大豆 10粒ぐらい、昆布1枚、塩小さじ1/2
酒大さじ1、いりごま適量

<簡単お料理法>

1. 白米をといで、水に40分ほどひたす。ざるにあげて水を切る。紅くるり大根を1CM大きめの角切りにする。
2. 炊飯器に水を切った米、お酒を入れる。2合の目盛りまで水を入れ、塩、昆布、紅くるり大根を入れスイッチを入れる。
3. 炊けたら、器に入れて蒸し大豆を差し込む。
4. 仕上げにいりごまをふりかける

<紺母ちゃんのお料理のポイントと感想>
紅くるり大根は、みずみずしくて柔らかくほんのり甘みがあります。このお野菜の特徴は、ビーツのように鮮やかな紅色だということ。この鮮やかな紅色を生かしたく、簡単にできるものといえば炊き込みご飯を思い出しました。紅くるり大根の味が際立つように、出汁は上品で優しい味わいの昆布だしを採用。仕上げは、鮮やかな紅色の一色にならないように蒸し大豆をところどころに散りばめるように飾り立て、いりごまをパラパラかけたら華やかな炊き込みご飯が出来上がりました。鮮やかな紅色のご飯を見て旦那さんは「大丈夫ですか。こんなに赤くて?」と、最初は注意深くおずおずと食べ始めました(笑)。口に運んでみたら驚いた顔色に変わり、大根と昆布のお出汁味が「おふくろの味」を思い出したそうです。見た目のギャップに驚きつつも「おかわり」を頂いて嬉しかったです。

<紺母ちゃんから皆さんへのメッセージ>
見た目がかなりインパクトがありますので、パーティーやイベントでちらし寿司のようにふるまわれると盛り上がること間違いありません。

 

「赤茎ほうれん草のナッツ和え」

アーモンドナッツが食欲をそそり、お酒のおつまみにもぴったり。父ちゃん喜ぶサイドメニューになります。

使った野菜と調味料:白米2合、赤茎ほうれん草120g、創味のつゆ 大さじ2、もやし200g
アーモンドナッツ40g、カラーミニトマト(赤橙黄)3個

<簡単お料理法>

1. ほうれん草は 洗って ボイルし 食べやすい長さに切ります。もやしもボイルし 食べやすいようにざく切りにする
2. ①の水気を絞りボウルに入れ「創味のつゆ」を入れ味付けします。
3. アーモンドナッツは まな板で、細く 麺棒で叩いて砕きます。
4. ②に③を入れ和えたら、カラーミニトマトを半分に切り飾ります。

<紺母ちゃんのお料理のポイントと感想>
お料理初心者の方でも「めんつゆ」さえあれば、アッという間においしく作れちゃう「おひたし」です。ボリュームを出したくて、もやしを入れてみたら綺麗な彩りができました。ほうれん草は「赤茎」が際立って鮮やかです。お夕飯の一品にしたいところ、お酒のつまみには遊び心で、アーモンドナッツをふりかけたら意外にも面白い食感になってオススメです。

脂っこいもの食べた後に、あっさり漬物のような味みが口に広がるのでいくらでも食べれそうです。

<紺母ちゃんから皆さんへのメッセージ>
器に盛り付けてから、かつお節、いりごま、もみのりなどをのせて、うま味やコクを加えたり。シンプルなお料理だからこそ、いろいろアレンジができます。

 

今回のまとめ

今回料理に使ったのは全部福岡県の「糸島野菜」。関東でいう「鎌倉野菜・三浦野菜」に近いイメージです。九州北部の温暖な地域糸島半島で栽培される野菜は豊かな自然と潮風が与えるミネラル分が豊富な土壌で栽培されています。そのため野菜本来の濃い味が味わえる、他の地域にないイタリアをはじめとする西洋野菜を小規模でありながらも多品目で栽培されているのが特徴です。農薬の使用を控えたオーガニック野菜を中心としています。ですから、多くの調味料を使うことよりもむしろそのまま野菜の味を生かしたお料理が一番ふさわしいと言えるでしょう。シンプルに「オリーブオイル」「お塩(岩塩など)」で味付けをされることをおすすめします。きっと、糸島の自然で手間をかけて栽培された鮮やかなビタミンカラーを目でも楽しめて、野菜本来の味をゆっくりと楽しめると思います。きっとお料理をするのが好きになるかも知れません。

あっ、でも父ちゃんも手伝わせてあげてくださいね(笑)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回も紺母ちゃん、「必殺のレシピ続編」です。どうぞ、お楽しみに〜

<紺母ちゃんのプロフィール>

 はやま紺 profile  

ブランディング・クリエイター・サロン・教室運営のブランディング・Webデザイナー。大手ブランドメーカーサイト200以上の案件に従事し、グラフィックデザイン、パンフレット・カタログ・新聞・ロゴデザイン作成を行っている。現在はキャリを生かした自身の会社を経営。<<< 紺デザイン
  

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