対談第5回目:「オッサンズ、ちょっと台湾に行ってみた ~野菜編~」

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カナダを中心とする珍しい野菜果物・日本の野菜果物の最新情報やトレンド。二人のオッサンズが一押しする「本当に皆さんに食べて頂きたいおいしいものや情報」をこの対談シリーズでご紹介していきます。

世界中の皆さんにどうしても「野菜や果物の魅力」を一人でも多くの方にお伝えしたいという強い思いから、美味しい野菜と果物に目がない、カナダ・バンクーバー在住のHiro福岡・糸島在住のYasuがつ、ついに立ち上がりました!(笑)それぞれの国の自慢したい農作物のことや、日頃から感じる野菜・果物にまつわる色々なことを若いおっさんHiroと本物のおっさん(笑)Yasuがあれこれとしゃべり倒す「毎月の連載対談」です。どうぞ、最後までお付き合いくださいね。

 

 

対談第5回目:「オッサンズ、ちょっと台湾に行ってみた~野菜編~」

イントロ:Hiroさん「岡山・糸島・台湾へ」

8月にHiroさんが日本に一時帰国するということで、ついでに(笑)福岡の糸島に寄ってくれることに。じゃあ、福岡から近い台湾にアジアンフルーツを楽しみに行くべか?と企て「オッサンズの果物を巡る台湾旅行」が実現。しかし、Hiroさんが福岡に来るときタイミング悪く戦後最大の集中豪雨の真っ最中となり、実は鹿児島のとあるトロピカルフルーツ園行きも楽しみにしていたのですが高速道路が寸断され、敢えなく断念!二人糸島で各々の仕事をもくもくとこなしてました(涙)。二人の日頃のおこないが良いのか(笑)台湾に行く前日には天候も回復し快晴での出発と帰国でした。でも、Hiroさんがカナダに帰ったあと九州は大型台風が直撃。集中豪雨と共にやってきて、台風を呼んで帰ったHiroさんだったのです。(まったく〜、 Hiroさんたら!笑)

*今回の集中豪雨と台風の被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げ、一日も早い生活の回復をお祈りしております

 

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野菜果物を堪能するなら台湾でしょ!と台湾に飛んでみた
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Y:Hiroさんこんばんは!先日は遠い福岡まで来てもらってありがとうございました!岡山の希少な桃やご実家のブドウ最高に美味しかったです!「ごちそうさまでした〜」あいにくの大雨の中、碧い海の糸島を見ることもなく(笑)お互いの仕事がかなりはかどりましたね(苦笑)。本当はもっと糸島のいろんな所を案内したかったなあ〜。

H:こんばんは~。ふふふ、岡山の桃とブドウ、最高だったでしょう。8月下旬に帰国したので「清水白桃が手に入るかな~」と思っていたのですが、偶然手に入って良かったです。白麗も個人的に好きな品種の一つです。糸島はほんとに素敵なところですね~。空が毎日灰色で、海が大雨で濁っていて・・・(泣)Google画像検索した青い海に青い空の糸島とは全く違う糸島を見てしまいました(笑)

Y:おい!(笑)糸島市民と全国一千万(笑)の「糸島ファン」を敵に回した感のコメント(爆)

H:でも、念願の初台湾旅行に付き合っていただけて、本当に助かりました!

Y:福岡から台湾までは飛行機で約2時間半、LCC2社が毎日運行しているので東京に行くのと変わらない位の手軽さ。しかも台湾は物価も安いので、美味しい物もたくさん食べられます。現地で1台湾ドル=約¥4。約1k前後の極上マンゴーも約200台湾ドルですから驚きです。Hiroさん、初めての台湾はどうでしたか、楽しんで頂けましたか?

H:初めての台湾は普段暮らしているカナダに比べて、ホーム感が強かったです(笑)なんででしょうね、やっぱりアジアだからなのか、日本じゃないのに日本にいるような感覚でした。台湾が親日国って言われる意味がようやく分かったような気がしましたそして、やっぱり今回台湾の野菜や果物を見るのを超超超楽しみにしていたので、それはもう楽しい時間を過ごすことができましたよ。最高、台湾!

Y:今回、Hiroさんと台湾に一緒に行けて本当に良い思い出になりました。果物を見るときのHiroさん、ヤバイ位の満面の笑顔。「こいつ危ないかも(笑)」と思いましたもん。果物に対する興味や素直に感動しているHiroさん見てると僕の方も幸せな気分になりましたよ。今度はタイやマレーシアにもオッサンズで行ってみましょうかね〜。台湾は僕は約10年ぶり!随分と町並みも変わってました。そして親日国ということもあってか日本の店舗や製品多かったですね。(昔はそんなになかったのに、、。)ジャニーズの「嵐」が大人気だったのには驚きましたが(笑)。

   台北士林市場の喧騒の中に佇む寺院。色彩鮮やかで静寂な空気が流れていました。

 

オッサンズが台湾で感じた野菜事情

お国は違えども珍しい農産物や美味しい果物には目がないオッサンズ。なので普通の観光旅行とはちょっと違ったスケジュールを立て、ほぼ1時間単位(笑)で果物や野菜を見て回り、美味しい果物と料理を食べ尽くすという一風変わった台湾旅行でした(笑)。そういうわけで今回は通常の対談と少し趣向を変えて、台湾の果物や野菜を二人が見て感じたことを皆さんにお話ししようと思います。

野菜と果物を一気に紹介すると、膨大な量になってしまうので、今回は「野菜編」です(汗)。「台北第二市場編」と「朝市・夜市編」の2つに分けてご紹介しますよ。では早速まいりましょう!

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台北第二市場編
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H:ありがたいことにHiroには台湾に住んでいるお知り合いの方が何人かいまして、「ね~、台湾で野菜と果物たくさん見たいんだけど、どこがいいのかな~?」と聞くと、「それなら台北市にある第一果菜批發市場(台北第一市場だよ~」と教えてもらいました。そこで、「台湾に行ったら第一果菜批發市場に絶対行こう!」と決めていたのですが、ホテルのコンシェルジュさんに英語で「第一果菜批發市場に行きたいんですが・・・」と聞くと、快く場所を教えてくださったので、さっそくYasuさんと市場へ~!胸が高鳴る~!

Y:台北市内は地下鉄がとても便利でしたね!僕らは48時間、72時間乗り放題パスチケットを購入して(絶対お得で便利です)主に最寄りの駅を拠点として目的地に向かうという交通手段。あまりにも遠いとオッサンズ夏バテが酷いお年頃なもんで(笑)たまにタクシーを使う感じでした。タクシーは初乗りでもたしか¥280位だったとお思います、以外と安くて便利ですよ。

*台北第二市場は中山国中駅から徒歩で15分位、松山国際空港の近くです。

そしてたどり着いたのがこちら~。?!?!・・・・

     台北市公設第二市場正面 市場の入り口にはトロピカルフルーツがいっぱい、日本の果物も沢山ありました

 

 

H:そう、コンシェルジュの方が間違えて「第一」ではなく、「第二」の市場の場所を教えてくださっていたんですよね(笑)「それとも自分の英語がヘタだったのかな・・・」と最初はとても残念に思ったのですが、市場の中に入ると残念な気持ちが2人とも一瞬で無くなりましたよね。

Y:そうそう!でも、入り口はもうHiroさんが狂喜乱舞するフルーツの店舗がずらりでしたね!ここの市場は一般の人も入って購入することができます。卸販売なので大量買いには向いています。オッサンズ喜々として撮影しまくり、取材しまくり(翻訳機が役立にたたず、泣。 英語と筆談作戦)試食しまくり(市場の親切なおじちゃん、おばちゃんたちに「多謝」!)で2時間はいましたね~。大量に買った果物は日本に持って帰れないので、ホテルで晩ご飯代わりにしました。(ホテルの方ごめんなさい 笑)

H:いや~、市場入り口でもう「あぁ、最高だ。ここで死んでもいいかも。」って思いましたもん(笑)

Y:大げさ〜(笑)果物はスペシャリストのHiroさんに次回の「果物編」にお任せして。今回は僕が台湾で見た野菜をご紹介しますね〜。基本的には日本の市場と変わらない感じなのですが、綺麗な箱に入った野菜が並ぶというよりは店独自の野菜を販売している八百屋さんが一杯並んでいるという感じです。夏という季節柄、葉物や果菜類は少なく根菜類が多かったです。個人的にはトマトのバリエーションを楽しみにしていたのですが、台湾ならではの珍しい野菜にも沢山出会えました。また、日本と同じようにジャガイモ(シャドウクイン、デストロイヤー)、ビーツ、パプリカなど人気のカラフル野菜も健在でした。ビタミンカラーの野菜は台湾でもきっと食卓を鮮やかにしてるんでしょうね。あ、でも「レンコン」は見かけなかったなあ〜。

H:あ!たしかにレンコンなかった!さすがYasuさん、目の付け所が仕事人ですね~。個人的には白ゴーヤが並んでいたことに感動しましたよ。「あぁ、やっぱり台湾では白ゴーヤが人気なんだな~!」って思いました。

         美しい白ゴーヤ、苦味はグリーンよりマイルドです。台湾ではブームになっていました。

 

                 日本でもお馴染みのゴーヤとヤングコーンや香酸柑橘も

Y:そうそう!夏野菜満載の中、「ゴーヤ、南瓜、食用ヘチマ、ジャガイモ類」が山積されていましたよね。

 

                夏野菜がいっぱい!南瓜・里芋 ニンニクの芽が山積み

 

Y:で、み、み、み、見つけましたよ! 「ピンポー(鳳眼果)」ピンポーがあぁぁ〜

          つ、ついに「ピンポー」にご対面!鮮やかな色。ドライフラワーにもいいかも(笑)

Y:「ピンポー(鳳眼果)」の現物を見るのは初めてだったので、店のおじさんにしつこく聞いてみましたが英語通じなく、翻訳機活躍せず、店じまい前の多忙な時間帯だったので怒られる(笑)前に退散しました。栗と同じように茹でて皮を剝き、又さらに中にある皮を剝くという下処理には手間がかかりますが銀杏のようなホクホクの食感でいろんな料理にも合いますし甘く煮込むとデザートにもなるんです。(タイの中華料理屋さんで食べた事がありました)

H:「鳳眼果」っていう漢字も面白いですよね~!ぼくも生まれて初めて見たので、野菜かどうか最初疑ってしまいました(汗)中華料理にも使われるんですね~。

 

Y:また、メキシコや東南アジア(タイやマレーシア)で栽培されている「ヒカマ」もありました。

                中米原産;スペイン語で「ヒカマ(葛芋)」マメ科クズイモ属です

別名;メキシカンポテト、チャイニーズポテト、チャイニーズターニップ 栄養;ビタミン、カリウム、植物繊維が豊富なので美容食としてもお勧めです。ヒカマはタイではよく見かけました。中華系のタイ人は好んでよく食べてましたね。実は佐賀の生産者さんが現在、試験栽培中です。タイで何度か食べた事がありました。薄くスライスして生でも食べられます。食感はフルーテイなヤーコン?大根?梨?です。茹でると上品な甘さと食感が引き立ちます。炒めてもレンコンのようなシャキシャキ感はあるので料理に使いやすい野菜です。大きいカブから小さな南瓜くらいのサイズ(約1k前後)が平均的な大きさでしょうか。お取引先のタイレストランのシェフがヒカマ好きで「サガデ サイバイ セイコウシタラ ウチ ゼンブ モテコイ」!(笑)と言われてます。もうすぐ収穫できそうなので楽しみです。*日本では入手は難しいかもしれません。

H:おお~!日本でヒカマなんていいですね~!個人的にヒカマはカナダでは普通に見かけるのですが、台湾にもあるとは思っていなかったので、すごく驚きました!初めてヒカマを食べたのは、カナダの八百屋で働いていたときだったのですが、生のまま試食をさせてもらって梨みたいな味わいに感動したことを今でも覚えています。これから日本でも注目される野菜なのではないかという気がしています。  

 

                     「金時草」粘りのある健康野菜です

 

Y:ヒカマ以外にも、鹿児島の徳之島や種子島、沖縄野菜でも栽培されているお馴染みの夏野菜「金時草」や「ナーベーラ(食用へちま)」もありましたよ〜。「金時草」の和名では「水前寺菜(スイゼンジナ)」といい、東南アジアが原産とされるキク科の多年草です。沖縄では「ハンダマ」と呼ばれる伝統野菜です。茹でるとぬめりが出て来ます、、ふふふ、、。ということは体に良い野菜ですね!(前回の夏野菜でお話しました)和え物や炒め物天ぷらとこれまた大活躍です。

 

           ナーベーラ(食用へちま)」も台湾ならではの定番アイテムのようです

「ナーベーラ(食用ヘチマ)」は僕は鹿児島の徳之島に行った時にご馳走になったのですが煮浸しが最高に美味しくて僕はナスより好きかもしれません。

H:ぼく、まだ食用ヘチマを食べたことがないんですよね・・・。日本や台湾にいる間に挑戦してみれば良かったです・・・。次回の帰国時にトライしたい野菜のひとつです。Yasuさんが他に気になった野菜ってまだあるんですか?

Y:あ、あとひとつ紹介したい野菜があるんです!その名も「水蓮菜」!(ああ、言葉の響が美しい、、、笑)

    シャキシャキ感が強く台湾で最も美味しい野菜といわれています。日本では「皮なし芋ツル」に近いと思います。

H:台湾で最も美味しい野菜?!!水連菜っていう名前も素敵ですね。うわー、食べたかった~(後悔)それにしても、台北第二市場では、たくさんのお店があってすごく楽しめましたよね~!野菜も日本で普段見かけるものから、台湾らしいものがいっしょに並んでいて、見ていてとても楽しめました!Yasuさん、台北第二市場はいかがでしたか~?

Y:おそらく台湾の他の市場の雰囲気は変わらないはず、色々な野菜や果物を一同に見られたことは嬉しかったし、一般の人も入れる市場ならではのフレンドリーな感じが良かったですよね。何よりも試食をさせてくれる(笑)お店の人には本当に感謝です。言葉が上手く伝わらなくても、お店の方は一生懸命説明して下さるし、カメラマン並(笑)に撮影しまくる僕らにも好意的だったのはありがたかったです。活気溢れる素敵な市場でしたよね。

 

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朝市・夜市編
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Y:続いては朝市・夜市編です。今回オッサンズが行ったのは「士林夜市」と「松江南京の朝市」です。両方とも駅から降りてすぐなので観光旅行に行かれた際は是非、立ち寄って見てくださいね。

                         松江南京の朝市の様子

 

Y:アジアと言えばやっぱり屋台!所狭しならぶ屋台は活気に溢れているし、人だかりのあるお店は美味しい証拠。だから外れなし!だと思って下さい。夜市・朝一ともに日本のマルシェとは異なり、生産者の方が立って販売している店よりも、市場や近郊で仕入れて販売してるお店が多いです。でも、新鮮だし、お値段も安いです。台湾に暮らしているのであればスーパーではなく夜市や朝市に毎日買い物に行きたいと思いましたもん。中国語が堪能であれば喋り倒して、値切って楽しく買い物ができそうだから僕は好きです(笑)。

             スーパーフーズの一つ「中国アマランス」夏には貴重な健康野菜です。

 

Y:スーパーと違って品揃えが豊富にあるわけではないのですが、時々「おっ!」というレアな野菜に出会えたり*↓の画像にある「バナナの花」とか産地固有でしか流通しない珍しい野菜にも出会えそうで魅力一杯でしたよ。本当はバナナの葉も欲しかったなあ〜(笑)。

H:たしかに色んな野菜果物がありましたね~!最初に紹介した台北第二市場とはまた違う雰囲気(語彙力)のお店がずらりで楽しかったです!

 

             台湾バナナと一緒に「バナナの花」と「青パパイヤ」も並んでいました。

 

H:バナナの花はカナダのアジア系スーパーでは隅の方で(笑)ちょいちょい見かけるので、ぼくにとっては「あ、バナナの花が台湾で売ってる~」程度の感動だったのですが、やっぱり白ゴーヤにえらく感動してしまいました。特に夜市の白ゴーヤジュースを売っていた屋台!カナダじゃ絶対見ない光景(笑)

 

           しっ「白ゴーヤ」が素敵っっ!で、ジュースも飲んでみた、、。「う〜ん」(笑)

Y:ね~、白ゴーヤがこんなにも人気なのかと驚いてしまいますよね(笑)

 

H:ハチミツとミックスした苦瓜汁、感動ものの味わいでございました(笑)でも、カナダで絶対見ない光景がもうひとつありました。それが、「エリンギの屋台」!!

        「えっ?」何故、行列ができる?台湾で大人気の「えりんぎ」1本焼!B級グルメ大賞級。

Y:エリンギの屋台を見たときは2人で驚いたよね(笑)「まさかのエリンギ~?!」って(笑)でもエリンギの屋台の前ですごい行列ができていて、日本でもいつかエリンギブームが来るのかなんて思ったりもしました。

 

H:ふふふ、、、(笑)エリンギが何本も焼かれてて、なんだか不思議に見えてしまいました(笑)その他にも、「サトウキビ」もありましたよね!カナダではSugar Caneという名前で、たまに見かけますよ~。

             本当は「そのままかじりたかったさ〜(沖縄風にw)。さとうきび」

 

Y:甘いものつながりで、ちなみに本場台湾でタピオカミルクティーも飲んでみました。タピオカの原料はイモの一種なんですよね。

    確かにカエルの卵(笑)!本場のタピオカミルクティーを飲んでみた、、、がおっさん、飲みきれない(笑)

 

               くずいもの塊のような飲み物、、、これも飲みきれなかった(笑)

 

H:タピオカミルクティーはぼくもYasuさんのものを少し分けてもらったのですが、これはけっこう甘かったですね(笑)ちなみに今回訪れたところでは、朝市では野菜がたくさんありましたが、夜市では果物が多かった印象を受けました。いや~!でも、どちらも楽しかったですね!また行きたい!

 

 

まとめ オッサンズが感じた台湾の野菜事情は?

 

Y:Hiroさんはカナダのマルシェに沢山何回も行ってるから活気あるお店が並ぶ所は慣れていると思うけど、アジアとなるとまた違った見方や感じがあったのでは?僕は屋台が大好きなので食べ歩きだけでなくて観て歩くだけでも楽しいですね。本当はあれこれ会話をしながら買い物を楽しみたいのですが、中国語は学生の頃に勉強した知識が完全に欠落状態。コミュニケーションのためにも勉強しなおしますわマジで(笑)

H:そうですね、ぼくもカナダに5年以上いるので、英語はちょこっと話せるんですけど、台湾の言語はさっぱりで苦戦しました(笑)でも、英語で話しかけると、皆さん頑張って英語で返そうと努力してくださって、本当に優しい方が多い国だと思いました。北米とはまた違った雰囲気の場所で、とても新鮮でしたね~。あと、カナダには台湾から輸入されている野菜果物もけっこうよく見かけるんですけど、やっぱり現地で屋台なんかに野菜果物が並んでいると、「あぁ、台湾はこうやって野菜果物を売っているんだ~!カナダとは違うな~!素敵だな~!」とひとり感動してしまいました(笑)

Y:台湾のスーパーでは日本と同じような個包装で綺麗に陳列されていましたね。カナダのスーパーみたいに裸で山盛りどーん(笑)はなかったし、規格外品もなかったですね。日本の果物「林檎」「梨」「ブドウ」「みかん」「柿」はクオリティの高さなのでしょうか?化粧箱に入ってかなり置いてありましたよね。日本の知人の生産者さんも香港や台湾に商社を経由して出荷してる方もいらっしゃるし、日本の野菜がアジアを始めとして世界に流通しているのはうれしい限りです。

 

今回台湾を訪れて、2つ気になったことがあるので、最後にお伝えさせてください。

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1.台湾もオーガニックブーム到来か?
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             高級スーパーには日本の野菜・果物と有機野菜も沢山並んでいました

 

               日本だけでなくタイや中国からも沢山の野菜や果物が並んでいます

 

        なんと、朝一にも「有機のドライフルーツ」が!ドライフルーツは台湾でもやっぱり流行ってますね

 

Y:今回、日系のデパートや台湾の高級スーパーでオーガニック野菜「有機野菜」の表示が結構ならんでましたよね。台湾の高所得層や中間層の若い人たちの間で健康で安全な農産物のニーズが高まっているようです。また台湾の生産地でも有機農業に取り組む方たちも増え始め「安心・安全」を訴求する農産物が出回り始めたのもうれしいことだと思います。日本のように産地表示や機能性を出して行くのは消費者にとって買いやすくなると思うんですよね。でも、価格を見るとどうしても日本の野菜以上の価格だったりするので、広く普及して認知されていくのはまだ時間はかかるでしょうけれど、、、。しかし、考えて見れば日本の有機野菜の市場に出回る割合は全体の約0.1%ですから、日本がオーガニックの先進国であるとはいえませんけどね、、、。生産者さんも消費者も喜べる農産物の流通が早く確立できればいいなあと改めて考えさせられました。

 

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2.ごぼうを食用にするのは「台湾」と「日本」だけ?
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Y:ゴボウは元々中国から伝えられ日本では江戸時代各地で栽培され、食されていたようです。根の部分を野菜として食べるのは日本がほとんどヨーロッパではタンポポの若葉やヘラオオバコの若葉をサラダにして食べるようにゴボウの若葉も食べるようです。根は「バードックル」と称してハーブ代わりにお茶にするそうです。外国人から見れば「木の根を食べている日本人(笑)」という風にみられていたようです。台湾や韓国は日本と深く関わりのある国ですから、食文化が伝わり食べられるようになったそうです。(諸説ありますが、、、)中国では漢方薬として使われています。ごぼうのきんぴらやごぼう天が大好きな僕には大きな衝撃です(笑)。

Y:ということで、いかがでしたか?Hiroさん、台湾の旅。電車の中で知らないおじさんにいきなり話しかけられるHiroさん(笑)。道に迷っていると声をかけてくれた親切なお姉さん、おじさん、、。台湾の人たちは本当にフレンドリーだし、市内の標識やmapも多言語化がすすんでいるのでとても観光しやすい都市でしたね。また近く、今度は台湾の地方に美味しい物探しに行ってみます。

H:いやはや、変な人じゃなくて良かったです(笑)「毎週末台湾に行きたい」と言ったら大げさですが、定期的に台湾を訪れて、もっと台湾の野菜果物事情を知りたくなりました!日本から気軽に行けるのは、やっぱりとてもいいですね!

 

H&Y: 皆さ〜ん、今回のオッサンズの台湾事情いかがでしたか?皆さんも台湾に行かれるときは是非、朝市・夜市の屋台を楽しんでみてくださいね。そして、果物天国でおいしいフルーツを堪能して下さい。きっと素敵な「発見と出会い」がありますよ。

 

 

最後になりますが事前に色々な情報と現地でも親切にご対応頂いたRegent Taipei VIP Serviceのスタッフの方々に感謝です。ありがとうございました。

 

 

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。次回の「果物編」もどうぞお楽しみに。

 

 

<対談者のプロフィール>

  Hiro profile  

カナダ・バンクーバー在住の野菜ソムリエ。仕事はライター。日本とニュージーランドの大型スーパー青果部門、カナダでは元八百屋勤務した経歴を持つ。野菜・果物の情報を自身のブログ野菜ソムリエHiroのベジフルポケットにて発信中。その他にもHiro offcialのTwitterFacebookInstagramも不定期更新中。

 

  Yasu profile

福岡県糸島市在住の野菜ソムリエ・フードコーデネイター。vegeLabo の運営、国内の外食関係企業、大手量販店、農産物加工企業にメニュー作りから生産者と契約した農産物の提案、卸販売、コーデネイトをしている。デザインワークとして野菜に関わる媒体のデザイン・ブランデイングもおこなう。  Facebook, Instagram も随時更新中。

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