「猫のまんま」春の段3

「初もの」

はつもの【初物】      出典:デジタル大辞泉
まだ誰も手をつけていないもの。はしり

<新解釈> はつもの【初物】 松永解大辞典より  勝負に勝ったものが先に弄ぶ権利を持ち、
負けたものは途方もなく待ち続けなければならない遊び道具のこと。

**************************************************************************************************************
 
ピンポ〜ン

「ふあ〜、誰か来た。誰かな〜」

「きいちゃん!ひょっとして、こないだ父ちゃんがnecozonで買ったやつかなあ。
なんだろ、なんだろ。美味しいものだったらいいなあ」

スタタタ、、、

「何だろ、何だろ」

「そい、中身の確認は君に任せた。おいらは外の箱にダッシュする!」

「きいちゃんダンボール好きだもんね〜、僕は先に中身チェ〜ック」

ズドズド、、、パタバタ、、、ガサガサガサ、、、。

「ダメだこりゃ、きいちゃんスイッチ入っちゃた。」

「さてと、中身は、、あっいい感じの爪とぎ!」

「ヘッヘッお先にと 、どれどれ」

ペシッ

「きいちゃん何すんだよお、僕が先だよ」

ペシッ!ベシッ!

「おいらが先に決まってるだろ」

「きゃ〜、きいちゃん猫パンチ痛いよ。きいちゃんがその気なら。よ〜し」
ガブガブッ!ペシッ!バシッ!(ドダドタ、、、、ウニャニャニャー〜ッ!!)

「アタタタタ、、ター」

バタッ、、、。

「ふふ、、、きいちゃん君は既に死んでいる」

「今回の初ものは僕が先っ!」

「うう〜、そいの野郎!おいらの弱点のシッポばっか噛みやがって」

「あ〜、好き好き〜この感触!」

バリバリバリバリ、、。

「父ちゃん、いつもおいら達にいろんな物買ってくれてありがとう。
でもね、カリカリのおいら達のご飯は替えすぎだよ。グルテンフリーだとかターキーとか
サーモンとかさ、おいら達の体は2ヶ月から3ヶ月で体質が入れ替わるようになってるからさ、
決めたものを暫く食べさせてよ。そうしないとウンチも出づらくなっちゃうからさあ〜。
それに、黒じいにも体調悪そうだから外にご飯置いてあげてね。魚は大好きだって言ってたから。
毎日根気よく置いてあげたらきっと黒じいも食べてくれるよ。
優しさは続けることが相手に通じる本当の優しさになるんだってよ。」

「黒じいも父ちゃんに頭撫でてもらえればいいのになあ」

バリバリバリ、、、バリバリバリ、、、、

バリバリバリ、、、バリバリバリ、、、、

「、、、、、、。」

「てか、そい!おいらの順番まだかよっ!」

**************************************************************************************************************

・・・・続き

春の段4「贈り物」はこちら ↓

「猫のまんま」春の段4

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近のコメント

    アーカイブ

    カテゴリー

    ページ上部へ戻る