糸島の「トロピカルフルーツ」
福岡市内から車で30分ということもあり、多くの観光客の方々が訪れる糸島、自然豊かで美味しいものが食べられる所としてとても人気があります。温暖な気候と大地の恵みから美味しい農産物ができることでも今注目を浴びています。
*以下 糸島市のホームページより
糸島の芥屋にある芥屋の大門は、玄海国定公園の中でも名勝奇岩(六角形や八角形の玄武岩柱状節理)として全国的に知られる日本最大の玄武岩洞(日本三大玄武洞=芥屋の大門・唐津七ツ釜・兵庫県豊岡市玄武洞)で高さ64m、奥行90m、間口10mの洞窟は神秘的な景観を呈しています。国の天然記念物に指定され、糸島を代表する観光地の一つです。海水浴場は透明度が高く、遠浅であるため、家族連れに人気の海水浴場で、「日本の快水浴場100選」に選定されています。
お話は長くなりますが、僕がタイから帰国しすぐに通販会社に転職(九州地区の食材の企画開発・運営)した当時は野菜の知識も生産者さんのツテもありませんでした。福岡県庁に飛び込んだところ「農業会議」で会社説明・事業説明を開いてくださることに。当時会長をしていらっしゃった柴田さんが気合と熱い気持ちだけでまだ実績のない僕を気に入ってくださって説明会が実現しました。
毎日のように、ことあるごとに声をかけてくださり大勢の生産者の方をご紹介してくださいました。また、福岡だけにとどまらず、九州各県の「農業会議」にも声をかけていただき感謝しきれないほど、本当に親身になってくださったことを今でも覚えています。素敵な生産者さんや農法や栽培にこだわりのある方々、若手で頑張っている素敵な生産者さんとのご縁もここが全てのスタートだったのです。
まさに僕の「野菜に携わる」仕事の機会とチャンスをくださった方が「糸島のトロピカルフルーツ」を栽培されている生産者さんだったのです。久しぶりお会いした当日は驚きと嬉しさで感動がいっぱいの日でした。
ライチーの主なは中国や台湾、インドなどを中心にタイやベトナム、メキシコ、ハワイ、沖縄県など世界の熱帯、亜熱帯にかけて栽培されており、冷凍で輸入されるものが多くなったので最近はスーパーなどで購入することもできるようになりましたね。
また、最近では時期限定で「生」のライチーも目にするようになりました。国産のライチーも生産技術の高さにより「香りも高く、大きい」ものとしてここ数年出回り始めました。
しかし、栽培にあたっては細かな管理や亜熱帯性の果物であるが故に温度を保つために重油を燃料としてボイラーを使うので、高価な果物の一つになっています。早く栽培技術がもっと高くなり生産量が増えれば手軽にいただける果物になるのですが。
糸島生ライチーの収穫時期(7月下旬から8月中旬頃)
冷凍物と違い国産ライチーのすごいところは「色と大きさ、ジューシーさ」。冷凍にありがちなくすんだ赤ではなく画像のような「鮮やかな赤紫」そして大きさは大きい物でゴルフボールくらいの大きいものから、直径3〜4ccmが平均的な大きさ。何よりも皮をむいた時の甘い高貴な香りと溢れ出る果汁には誰もが感動するはずです。やっぱり生のライチーはすごい!
僕の大好物の果物の一つです、収穫まで目が離せません!毎日のように圃場に通うことが決定(笑)
柴田さんは「洋欄」の生産者さん、そのため加温や日光を取り入れるのに最適の圃場を管理されています。
各棟ごとにトロピカルフルーツが栽培されています。初めてお会いした時から、常に新しく珍しい品種を糸島で栽培されてこられました。東南アジアを中心に現地で食べた美味しい農産物を糸島での栽培にチャレンジ。もちろん、試行錯誤や失敗もたくさん。
柴田さんのパワーと先見の目に学ぶ所も多く、大好きな尊敬する生産者さんのお一人なんです。
「汐風マンゴー」として人気のあるマンゴー
懐かしい「ヤマモモ」も今や高級果物に
今注目されるている「糸島野菜」、だけでなく糸島の風土とパワーと良すぎるくらいの人柄の生産者さんたちが育てた「糸島のトロピカルフルーツ」ますます目が離せません。
これからも、糸島の農産物の魅力を皆さんにお伝えしていきます。農産物はその美味しさの魅力だけでなく、情熱と愛情のこもった生産者さんたちの努力の賜物であることを今回も痛感しました。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
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