Vegan男子の糸島野菜のシンプルオーブン料理
photo by Mr.Itsuka Yakumo
八雲さんからのコメント
イタリアンで美味しい野菜を味わうためには、ドレッシングなどの味付けはしないといいます。夏野菜は特に色鮮やかでビタミンも豊富、味も濃いのが特徴。ましてや有機野菜なので本来の美味しさを味わうためにはオリーブオイルと塩で十分だと考えました。アルミホイルさえあれば野菜を並べて焼くだけです。
焼くことによって野菜の甘みもまし香ばしくなるので食欲もそそります。
有機野菜・農薬不使用野菜をシンプルに味わうのが贅沢
有機野菜や農薬不使用野菜は土の力により野菜本来の力強い味を感じることができると思います。
僕は昔(野菜の仕事に携わる前)は小さな子供と同じように(?)「ピーマン・人参・セロリ」が嫌いでした。独特の苦味や香りがダメだったんです。
葉物は「春菊・ほうれん草」も、、。でも、初めて有機野菜発祥の地宮崎の綾町に行き、人参の生産者さんに勧められよくありがちな畑で豪快に収穫したてをかじる図に憧れて(内心、ビクビク 笑 しかも、腰に手を当てて)「ガブリ!」とかじりました。「、、、」「う、うまい。甘い!の言葉が最初に出たのです。
食感はパリパリで柿のような甘さが広がりました。その感動は今でも忘れられません。そして、次のピーマンの圃場にアテンドしてくれた知人を前日までは恨みぱなし(笑)。
ピーマンの圃場ではすでにピーマン特有の匂いがフワ〜って漂ってます。今度も目をつぶって「カプッ!」「、、、」「え、苦くない」しかもジューシー。昔の苦手意識は何だったんだろうと思いました。キョトンとしていると生産者さんが「硝酸態窒素などの肥料や堆肥の使い方」にも野菜のエグミの原因があるんだよ、それに日照不足や収穫の適期も関係してくるよ」と話してくれました。同じ品種でも、栽培地や生産者さんの技量によって味が違ってくるのだとも。
それからは「人参ジュース」ゴクゴク飲めるようになりましたし、野菜を煮炊きする料理の機会は減りました。
野菜嫌いのお子さんがいらっしゃる家庭では是非、有機野菜・農薬不使用の野菜を使ってみられると良いかもしれません。子供達は感受性も強いので初めて口にする野菜はとても印象に残っていくのかもしれませんね。
僕が特にオススメしたいのは有機栽培の「人参、春菊」です。人参も細く切ってステイックサラダにしたり、オーブンなどで焼くと甘みが強くなり食べやすくなるんです。春菊も香りがあり、エグミもなく食べやすいんです。是非、お試しくださいね。
八雲さんも会社のスタッフの方は野菜嫌いの方が多いので「食べやすく、綺麗に」ということでCUBE状にして調理してくださいました。
でも、こんなに綺麗だったら、食べるのがもったいな〜い!て思うのは僕だけでしょうか。
photo by Mr.Itsuka Yakumo
「ハッセルバック」料理とは:スウェーデンの国民食である「ハッセルバックポテト」が代表です。アコーディオンポテトとも呼ばれていて、かぶやさつまいもビーツなど色々な根菜類料理の一つとして、目を引くビジュアルと、食べやすさで欧米で注目を浴びています。間隔を厚にカットするとホクホク感が楽しめ、薄めにカットするとカリカリとした食感が楽しめます。
八雲さんからのコメント
オーブンで焼いていくと、どんどんと切れ目が裂けてきます。
そこにオリーブオイルやハーブなどを加えたり、自分の好みで味付けが出来きます。
そのためいろいろなアレンジが可能であるということと素材の形を活かせる料理はないか考えて、これにしてみました。ズッキーニは意外と柔らかいので、食感に変化をつけようと思い、ひだの間にセロリを薄く切って埋め込みました。
無農薬のお野菜なので安心して殆ど洗わずに使用。それによって時間短縮されるということ以上に、農薬をいちいち気にしないでいられる気持ちの自由さが糸島野菜の好きなところ。
紫大根と黄色いズッキーニでも作ってみたのですが、緑のズッキーニが一番ヒダヒダがくっきり出他のでこれをメインにしました。
根菜類(ジャガイモ、サツマイモなど)の熱々料理はとても美味しくいただけますね。
野菜に切れ目を入れて自分の好きなものを挟んでオーブンするだけの簡単料理。チーズやハーブを挟み込めば主食にもなりますし、お子さんやご主人の好みに合わせるためにハムやリンゴを挟むのも美味しいです。
さらにさらに上級の楽しみとして(笑)イチジクやオレンジを挟むともう「香りがよすぎて」クラクラになります。
できたてのアツアツハッセルバックの上にサワークリームやバターを落とすとボリューム満点の一品になります。
また、本格的なオーブンレンジがなくてもトーストを焼くオーブントースターにアルミホイルを敷いてオリーブオイルを塗っておけば簡単に料理ができますし、途中経過の香りを楽しむこともできます。
まずはハッセルバックポテトから初めてみませんか?
*(注)上記の記載内容は一般の方への食べ方のご案内です。veganの方は乳製品(バター・チーズ・サワークリーム)は召し上がらないことを追記いたします。
八雲さんからのコメント
トマトが傾かないように、みんな水平になるように、水に浸けて撮っています。拡大すると分かります。
八雲さんはプロのケメラマンでありアートデイレクターでもあります、被写体になる物・人の特徴を美しく引き出すところは八雲さんならでは。
僕はこの頃野菜のカットした断面の美しさに引かれ撮影することも多くなりました(あくまでも素人レベルです〜笑)。そして薄くスライスしたものをしたから光を当てて半分透けて見えるような写真を撮りたいと思っていました。野菜の鮮やかなビタミンカラーを光を通して見ると何にたとようがないくらい美しい色が出るんです。
八雲さんならば、きっといとも簡単に撮影されるのでしょうが、僕は切っても切ってもいい感じの厚さになるまで試行錯誤を繰り返すでしょうし、指針のフイルムを見るときに使うライトを用意しなければならないと思うのできっと実現までは時間がかかってしまうでしょう。(笑)また仕事柄野菜を撮影することが多いのですが、人口のライトよりも太陽の光を使って撮影した時の方が綺麗に撮れると思っているんです。きっと、人口の光にはない何かがあるんだと思っています。八雲さんにカメラ撮影について色々教わりながら、もっともっと野菜の魅力的な写真を撮りたいと思っています。
八雲さん、いつも素敵な写真ありがとうございます!野菜達も絶対、喜んでいます。
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